一級建築士になるための受験資格3選(大学or専門学校or実務経験)

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はじめに

これから一級建築士を取りたいと思っている『中学生』『高校生』『他業種』の方など、建築関係の学校を卒業していない方が、取得するにはどうすればよいか。まず、一級建築士を取るためには、受験資格が必要です。

受験資格はどのようなパターンで得ることができるか、紹介させていただきます。

私自身は、土木工学科という大学の工学部を出ていますが王道である建築学科ではなかったこと、資格学校で出会った他業種の方の経歴などを参考にしています。

受験資格

一級建築士試験の受験資格は、建築士法第14条において、建築に関する学歴又は資格等により定められています。(2022年時点)

  1. 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
  2. 二級建築士
  3. 建築設備士
  4. その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

大学・専門学校に通う

やはり、建築系の学科がある大学、短大、高専、専門学校を卒業して受験する方が多いです。

2021年度の大学別合格者数と参考偏差値を調べました。受験者数はわからないので各学校の割合はわかりませんが、一つ言えることは大学の偏差値は関係ないということです。
一級建築士を取るために偏差値の高い大学に行く必要はありません。

順位学校名合格者数みんなの大学情報
参考偏差値
(建築学科)
1日本大学15352.5
2東京理科大学12862.5
3芝浦工業大学9655.0
4近畿大学8752.5
5早稲田大学7965.0
6明治大学7060.0
7千葉大学6855.0
8工学院大学6357.5
9京都工芸繊維大学5757.5
10京都大学5665.0
11神戸大学5460.0
12大阪工業大学5150.0
13東京都市大学(武蔵工業大学)5155.0
14法政大学5155.0
15大阪市立大学45募集停止
16九州大学(九州芸術工科大学)4457.5
17東京電機大学4052.5
18名古屋工業大学4057.5
19広島大学3752.5
20金沢工業大学3545.0
21横浜国立大学3362.5
22関西大学3355.0
23信州大学3355.0
24東京大学3367.5
学校別合格者数一覧

次に2021年度の高専、専門学校別合格者数と参考偏差値を見てみましょう。人数は大学ほどではありませんが、合格者が多数でています。

順位学校名合格者数みんなの高校情報
参考偏差値
(建築学科)
1大阪工業技術専門学校18
2修成建設専門学校17
3中央工学校16
4岐阜工業高等専門学校1266.0
5呉工業高等専門学校1164.0
6有明工業高等専門学校1163.0
7石川工業高等専門学校1066.0
学校別合格者数一覧

建築系の学校を出ると二級建築士を取らなくても、いきなり一級建築士を受験することができます。
偏差値の高い大学に行くか、高専に行くか、専門学校に行くか、一級建築士を取るうえでは大きな問題ではないので、建築系の学校に行くのはオススメです。

さらに、実務経験無しで受験することができるので、学校を卒業した年にすぐに受験できます。

免許の登録は実務経験が必要で、大学2年、短大4年、高専・専門学校4年、の実務経験を積めば、晴れて一級建築士の登録ができます。
つまり、最年少は24歳になります。

二級建築士を取得する

建築系の学校に行かなくても二級建築士を取ってから、一級建築士を受験する方法です。

二級建築士は、建築に関する学歴がなくても建築実務の経験を7年以上有していると受験することができます。

二級建築士に合格すれば実務経験無しで受験することができるので、二級建築士を取得した年に登録し、すぐに受験できます。

免許の登録は実務経験が必要で、二級建築士として4年以上の実務経験を積めば、晴れて一級建築士の登録ができます。

実務経験が計11年以上となるので、少し時間がかかります。
個人的見解では専門学校に行くのが近道だと思います。

建築実務の経験
  • 建築物の設計に関する業務
  • 建築士事務所で行われる標準的な設計を行う業務
  • 建築物の特定の部分・機能に係る設計
  • 建築積算関連業務
  • 施工段階における建築物の詳細図の作成(オペレーターを除く。)
  • 解体工事の設計
  • 建築物の工事監理に関する業務
  • 建築物の耐震診断
  • 建設業法別表第一に掲げる建築一式工事の施工管理
  • など

色々な実務がありますが経験を積むには、建設業許可がある会社一級建築士事務所登録している会社に務めるのが一般的です。

まとめ

これから一級建築士を取りたいと思っている人で、建築関係の学校を卒業していない方が、取得するにはどうすればよいか、紹介させていただきました。

実務経験を積んで二級建築士を取得し、一級建築士を目指すには時間がかかります。やはり、建築関係の学校に通うのが近道です。

働きながら通える大学や専門学校があるので、検討してみましょう。

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