確認申請書類の作成について
確認申請書類はエクセルやワードで作成されることが多いですが、確認申請書類等の作成を手助けしてくれるツールがあります。
有償版では、一般財団法人建築行政情報センターにある確認申請プログラム (申プロ)があります。
無償版でおススメなのは、日本ERI株式会社の申請書作成ツールです。
無償版ですが、このツールは優れているので、次項からその内容について紹介します。
↓この本も参考にしています。
ツールを利用するためにすること
まず、ツールを利用するには『@ERI倶楽部』の会員になる必要があります。
「@ERI倶楽部」(アットイーアールアイクラブ)は日本ERI 株式会社が提供する無料サービスです。建築確認・住宅性能評価等の審査・評価に関する技術情報を中心に有益な情報を積極的に提供されており、下記サービスを受けることができます。
1.最新情報の提供
2.申請書作成ツールの提供
3.メールマガジンの配信
4.建築確認Q&Aコーナー
5.@ERIセミナー
6.優待
↓登録はこちらから
@ERI倶楽部 – ログイン (j-eri.jp)
登録が完了したらすること
登録が完了したら、『@ERI倶楽部』にログインし、下記画面にある『申請ツールダウンロード』にアクセスします。
@ERI倶楽部 – What’s New (j-eri.jp)
『申請ツールダウンロード』からダウンロードページに移動し、確認申請書作成ツールのセットアップをダウンロードし、インストールします。
@ERI倶楽部 – 申請ツールダウンロード (j-eri.jp)
インストール後、申請書作成ツールを開くと下記のような画面が立ち上がります。
日本ERI株式会社申請書作成ツール
ツールは確認申請書作成ツールだけではなく、住宅性能評価申請書作成ツール、BELS申請書作成ツール、省エネ計画書作成ツールもダウンロードして利用することが可能です。
これだけの機能が全て無料で利用できます。
申請書作成ツールのメリット
申請書作成ツールのメリット7つ紹介します。
1.建築主、代理者、設計者、工事監理者、工事施工者などを登録すると参照できるので、一度登録すれば入力の手間が省けます。
2.設計者や代理者など同じ内容はコピー機能で入力の手間が省けます。
3.建蔽率、容積率の計算ができます。
4.確認申請書の内容を建築工事届にコピーできます。建築計画概要書、委任状もコピー機能で入力の手間が省けます。
5.書類の整合性をチェックする機能があり、入力漏れなどが防げます。
6.印刷したいものだけ選択して、印刷できます。
7.確認申請のデータを読み込んで、中間検査、完了検査、計画変更、仮使用まで可能なので、入力の手間が省けます。
これだけの機能が揃っていて、無料なのには驚きです。
まとめ
無料で使える確認申請書作成ツールについて紹介しました。
紹介させていただいたツールは、指定確認検査機関である日本ERI株式会社が開発した、建築確認、性能評価等の申請時に必要な書類を簡便に作成していただけるツールです。
各ツール類は、申請書類をより直感的、よりストレスなく作成いただけるような工夫を随所に盛り込まれ、確認申請用ツールと評価申請(共同住宅等、戸建住宅等)用ツールとは情報の共有もとれるようになっており、 入力手間の省力化も図れる優れものです。
私も利用しており、非常に便利なツールとして重宝しています。
みなさんも良いツールを利用して、業務効率化を計っていきましょう。